映画のアートな世界に浸ろう

アートとして楽しむ映画
みんなにとって映画は娯楽でしょうか。確かに、娯楽として映画を楽しむのも、映画を楽しむということです。家族や友人、恋人と一緒に映画館へ行き、一緒に映画を見る。レンタルショップで借りた映画を自宅で1人見るのも、映画の有意義な楽しみ方です。
何が言いたいのかと言えば、映画の楽しみ方は千差万別、映画を見る人それぞれに映画の楽しみ方というものがあり、映画には、人を引き込むだけの魅力があります。
映画が、世界で初めて上映されたのは、1890年のフランス、パリでした。それから1世紀以上の年月が絶ち、映画に様々な技術が加わり、表現の方法から、自由な作品が数多く登場しています。
こうした映画を、アートという芸術の視点から見ると、また違った見かたができるのではないでしょうか。
例えば、映画だからできることというのがあると思います。社会風刺でその当時の世相をリアルに描くのも、映画独自のアートなのではないでしょうか。
映画は現代アートだらけ?
現代アートと聞くと「よくわからない」という人がいます。それは間違いではありません。むしろ、現代アートとは「よくわからない変な物」です。
こんなことを言うと現代アートのアーティストの方を批判しているように聞こえるかもしれませんが、決してそういう意味ではなく、現代アートはその作品の作られた「意味」を求めても仕方がないからです。
現代アートは抽象的なもので、アーティストがどういった意図でそれを作ったのか、アートを見た人間からはわかりづらいです。
でも、そのわかりづらさが、逆におもしろい。これは映画の中でもたまに見かけることがあります。
「何でそんな映画を作ったの?」と思えるような映画作品は実際にあります。そして、その映画の意味を理解しようとしても、映画を見た観客のほとんどは理解できていないでしょう。
もしかするとその映画の脚本家や映画監督のなかには観客が映画の意味に気付くことができるのかわからないという人もいたかもしれません。
こうした現代アートのような映画では、その芸術性から高い評価を受けることがある一方で、一般の人には理解するのが難しい作品だったりもします。
未来やファンタジーを映像化する技術と芸術
映画のジャンルにSFやファンタジー映画があります。現実世界ではありえない、未来的な世界や自然現象を表現した映画で、映画の技術が進歩することで、これら映画の世界がより現実に近く見えるようになってきました。
SF映画を少し例にすると、地球以外の惑星で、宇宙を舞台にした戦争、異星人感の交流といったものを題材にした映画は昔からありました。この映画を見ることで、より宇宙に対して身近なイメージを持つことができた人もいるのではないでしょうか。
現実にはありえないことが、映画の世界では起こっており、そして、そのありえない映画の世界を創造するのも芸術の役目なんだと思います。
もしも、宇宙大戦物のSF映画の世界観に、現代のファッションや文化が混ざっていれば、その映画を見た人は違和感を感じることでしょう。
こうした現実にはない世界を創りだすことができるのが、映画のすごいところなのかもしれません。
時代背景と文化を再現する映画
先程は、SF映画やファンタジー映画に代表される、現実世界ではありえない映画作品の芸術性について話をしましたが、映画はなにもフィクション作品だけではありません。
映画には、その時代の背景から文化を緻密に再現した映画もあります。日本人にとってわかりやすくいえば、日本の江戸時代や戦国時代の背景、文化を映画で蘇らせた映画作品もあります。
また、歴史に名を残す著名人の半生を描いたドキュメンタリー映画などでは、その主人公となる著名人の人柄などを俳優が見事に演じて、さもその本人が映画に出演しているかのような錯覚まで感じることがあります。
こうした作品をフェイクだというのは簡単ですが、フェイクとは感じさせない完成度の高さ、そしてそれらの時代背景や人々の生活、文化を緻密に再現する技術も、映画で楽しむことができる芸術になるのではないでしょうか。
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